mineoは、docomo・Softbank・auのトリプルキャリアに対応していることから、気軽に乗り換えができて使いやすい点がメリットです。
しかし、格安SIMの会社はたくさんあるため、他の会社と比較してどうなのか気になりますよね。
そこで今回は、自分の希望通りの格安SIMサービスを選ぶために、他社と比較したときのmineoのメリット・デメリットを紹介します。
1.料金を比較|mineo・Y!mobile・UQモバイル
まずは、気になる料金から比較していきましょう。
どちらの格安SIMサービスも人気があり、使い勝手が良いサービスとして知られています。
mineoと比較したとき、料金がどのくらい変わってくるのか、プラン別に調べてみました。
mineo | Y!mobile | UQモバイル | |
1GB | 1,298円 | ー | ー |
3GB | ー | 2,178円 (家族2回線以降990円) |
1,480円 |
5GB | 1,518円 | ー | ー |
10GB | 1,958円 | ー | ー |
15GB | ー | 3,278円 (家族2回線以降2,090円) |
2,480円 |
20GB | 2,178円 | ー | ー |
25GB | ー | 4,158円 (家族2回線以降2,970円) |
3,480円 |
mineoと、Y!mobile・UQモバイルでは、対応しているデータ容量が異なることが分かります。
主に大容量に対応しているのが、Y!mobileとUQモバイルです。
容量が大きくなる分、両者は料金も高くなっていきますが、mineoは20GBでも2,178円と安くなっています。
mineoはダントツで安い|特定ユーザーとデータを分けあえる
mineoは、他社と比較すると安い料金に設定されています。
2021年の2月から、大幅値下げを行ったため、業界でも最安値級になりました。
料金が安いだけでも選ばれやすくなりますが、mineoで契約できるデータ容量は少量から選べるという点もポイント!
1GB・5GB・10GB・20GBと、たくさん通信をする人からそうではない人まで、安い料金で利用できるようになっています。
ただしY!mobileは、家族で契約した場合に安くなるサービスがあるため、mineoの料金のほうが高くなってしまうケースがあるため注意しましょう。
Y!mobileは他社と比較すると高め|使い勝手はいい
Y!mobileは、他社と比較すると少し高くなってしまう点がネックです。
しかし、家族で契約した場合、2回線目以降から料金が安くなる点は大きな魅力!
業界最安値級のmineoの料金をも下回ってしまうため、家族でまとめて契約したい人の場合、mineoよりもお得になるケースがあります。
また、Softbankと同等の通信速度を維持しているため、「格安SIMは遅くて嫌だな」という人でも安心です。
選べるオプションで、以下の通話オプションをつけることができます。
だれとでも定額 10分かけ放題 |
770円 |
スーパーだれとでも定額 24時間かけ放題 |
1,870円 |
UQモバイルは他社と比較して平均的な料金|容量が繰り越せる
UQモバイルは、Y!mobileとminoeと比較すると、平均的な料金となっています。
Y!mobileと同じデータ容量のプランが用意されており、いずれのプランもY!mobileより安いです。
可もなく不可もなくなサービスかと思いきや、実はUQモバイルには強みが…!
それが、「残ったデータ容量を翌月に繰り越せる」というサービスです。
その月にあまり使用しなかった場合には、翌月に適用されるプランの基本データ通信容量と同容量まで繰り越すことができます。
あまり使わない月でも、次の月にお得になる仕組みが整っている点は嬉しいポイントです。
2.速度制限後を比較|mineo・Y!mobile・UQモバイル
格安SIMサービスを利用するにあたり気になる点として、速度制限後の通信速度が挙げられます。
速度制限がかかってしまうと規定の通信速度までしか出ないため、ネットの情報閲覧や動画視聴、SNS利用などに大きな影響を与えます。
データ容量を使い切ってしまい速度制限がかかってしまった場合、どのくらいの通信速度になるのでしょうか。
許容範囲の速度かどうかによって、プランの検討なども重要になりますよね。
そこで、速度制限後の通信速度について、どのくらいの速度が出るのかをチェックしてみましょう。
制限後の速度 | |
mineo | 200Kbps |
Y!mobile |
300kbps~1Mbps
|
UQモバイル |
300kbps~1Mbps
|
Y!mobileとUQモバイルは速度制限がかかってもあまり気にならない
Y!mobile・UQモバイルはともに300kbps~1Mbpsとなっています。
どちらもデータ容量によって、速度制限後の通信速度に違いがあります。
Y!mobile | UQモバイル | |
3GB | 300kbps | 300kbps |
15GB | 1Mbps | 1Mbps |
25GB | 1Mbps | 1Mbps |
3GBのプランでは300kbpsとなっていますが、15GBと25GBのプランでは1Mbpsまで速度が出ます。
1Mbpsがどのくらいの速度なのかと言いますと、以下のとおりです。
youtube動画視聴/LINEビデオ通話/SNS動画視聴/SNS動画投稿
1Mbpsは通常の通信速度に比べるととても遅くなってしまいますが、youtube動画を視聴したり、LINEのビデオ通話をしたり、SNSの動画を視聴するなどの行動では、特に困りません。
「サクサク快適」とはいきませんが、1Mbpsであれば、問題なくネット環境を楽しむことができるでしょう。
mineoは速度制限がかかると不都合が出やすい
対してmineoは、速度制限がかかったときの通信速度が200kbpsです。
Y!mobileとUQモバイルの3GBのプランが300kbpsですので、それよりも低い速度になります。
ネット上の文字+画像数枚程度のページ閲覧/SNSやり取り
ネット上の文字を読んだり、画像が数枚のみのページを閲覧したりすることは可能です。
しかし、youtube動画視聴やSNS動画の視聴、アップロード・ダウンロード、資料のやり取りなどは、スムーズにできないことが多くなります。
仕事でmineoの格安SIMを使いたい人や、たくさん動画を観たい人の場合には、大変なストレスとなる可能性があるのです。
ただし、mineoはもともと選べるデータ容量が少なめのプランなので、ガッツリ通信したいという人は別の格安SIMサービスのほうが合っているでしょう。
3.キャリア回線を比較|mineo・Y!mobile・UQモバイル
mineo・Y!mobile・UQモバイルをそれぞれ利用する場合、今使用しているキャリア回線のスマホのまま使用できるかが気になる人もいると思います。
キャリア回線がそのまま使える格安SIMサービスなら、SIMロック解除という面倒な手間を省いて気軽に格安SIMが利用できる点が魅力ですよね。
そこで、それぞれの格安SIMサービスで対応しているキャリア回線をまとめました。
キャリア回線 | |
mineo | docomo Softbank au |
Y!mobile | Softbank |
UQモバイル | au |
mineoは、docomo・Softbank・auのトリプルキャリア対応!
対してY!mobileはSoftbank、UQモバイルはauとなっています。
トリプルキャリアに対応しているmineoなら、現在のキャリア回線をそのままで利用することができるため、SIMロック解除が必要なく気軽に乗り換え可能です。
Y!mobileは自社回線を利用したSoftbank回線となっており、Softbankからの乗り換えの人なら利用しやすくなります。
そしてUQモバイルはau回線のため、auからの乗り換えの人ならSIMロック解除なしで利用可能です。
mineoのトリプルキャリア対応ってなにがいいの?
mineoはトリプルキャリアに対応しているため、3大キャリアのどこを利用していても気軽に乗り換えることができて便利です。
しかし、メリットだけでなくデメリットもありますので、覚えておきましょう。
mineoは「MVNO」であり通信設備をもっていない
mineoは、大手3キャリアから回線を借りて運営されている「MVNO」と呼ばれる通信業者です。
自社で通信設備を持っておらず維持費や初期投資がかからないことから、サービスを提供するコストを抑え、費用を安くすることができます。
安い料金で利用することができるという点が、大きなポイントです。
mineoのようなMVNOは通信速度が遅くなりやすい
大手3社のキャリア回線を借りて運営されているmineoのようなMVNOは、通信速度が遅くなりやすいという問題を抱えています。
特に、昼間や通勤時間、週末の夜などは利用者が多いことで回線速度が低下しやすいのです。
対して、Y!mobileのように自社回線を使用している格安SIMサービスは、通信速度にあまり影響がありません。
4.mineo・Y!mobile・UQモバイルの比較で分かったメリット・デメリット
mineo・Y!mobile・UQモバイルの比較によって、mineoには以下のメリット・デメリットがあることが分かりました。
格安SIMサービス比較で分かったmineoのメリット
mineoは、小さなデータ容量でも契約することができるため、あまりデータ通信をしない場合でも無駄なく利用できます。
とりあえずサブのスマホとして持っておきたいという場合や、家族の連絡用に欲しいという場合でも使いやすいです。
また、月額料金が安くなっているため、スマホ料金を見直すことも可能。
普段のスマホ料金の高さで家計が圧迫されている場合でも、mineoの月額料金なら支払いやすくなります。
さらにトリプルキャリア対応なので、面倒なSIMロック解除の手間もありません。
あまりスマホの操作が得意ではない人でも、気軽に乗り換えができる格安SIMサービスだと言えます。
格安SIMサービス比較で分かったmineoのデメリット
mineoは、データ容量のプランが他社と比べて小さめになっているため、20GBまでしか選べません。
また、当月のデータ容量を使い切ってしまった場合に速度制限をされてしまうと、最大200kbpsまでしか出なくなります。
動画視聴やダウンロード・アップロードなどに時間がかかりやすくなってしまうため、たくさんのデータ通信を日常的に行う人にとっては、大きなデメリットです。
また、大手3キャリア回線を借りて運営するMVNOであることから、混雑する時間帯には通信速度が遅くなりやすいという点も注意しておきましょう。
mineoが向いているのはこんな人!
ここまで、mineo・Y!mobile・UQモバイルを比較してきました。
色々なメリット・デメリットが見つかりましたが、mineoが向いているのは、一体どのような人なのでしょうか。
自分にmineoが合っているのかが分からないという人は、チェックしてみてくださいね!
具体的には、mineoは以下のような人に向いています。
- 少しでもスマホ料金を安くしたい人
- SIMロック解除が面倒な人
- 手軽に格安SIMサービスを利用したい人
- 電話番号を変えたくない人
- 残ったパケット容量を誰かと分け合いたい人
- 動画視聴やオンラインゲームをあまりしない人
mineoは格安SIMサービスの中でも料金が安い部類のサービスなので、スマホ料金を安くしたい人に向いています。
電話番号を変えずに乗り換えたい場合や、SIMロック解除なしで乗り換えたい場合にもピッタリ!
ただし、データプランの容量が最大20GBまでであることや、速度制限がかかると200kbpsまでしか速度が出なくなってしまうことを考えると、頻繁に動画視聴やオンラインゲームをする人には向きません。
ネットのページを閲覧したり、ニュースを見たりというような、主にテキストを読む行為が主流であれば、速度制限後でも問題なく使用できます。
また、20GBのデータ容量があれば、丸一日SNSや動画視聴で時間を潰しているという人以外は、十分に足りるでしょう。
まとめ
mineoを他社と比較してみると、料金の安さや手軽さなどのメリットが目立つ一方、制限後の通信速度が大きなデメリットとなる結果になりました。
しかし、mineoのデメリットはそこまで深刻に受け止めるものではなく、通信速度やデータ容量が気になる人は、Wi-Fiにしてしまうという手もあります。
Wi-Fiでの通信であれば、データ容量も関係なく利用することが可能です。
料金を安くしてメリットだらけにすることができるため、節約できて手間もない格安SIMサービスを探している人にはピッタリと言えるでしょう。